令和5年度「サ責の会」研修会 報告
今年度も訪問介護の方対象の「サ責の会」を4回開催いたしました。
第1回
日時:6月20日(火)2時~3時
場所:東淀川区医師会館 3階研修室
内容:「カスタマーハラスメント」
講師:やさしい手東淀川訪問介護事業所
事業所責任者サービス提供責任者 木下 茂也 氏
カスタマーハラスメントは、年々増加傾向にあります。
悪質な要求や理不尽なクレームは、従業員に精神的なダメージを与えるだけでなく、離職にもつながっています。今回は事業所として従業員を守り、カスハラによる被害を減らすためには、どう対策すればよいかを学びました。その後グループワークを行い、情報交換をしました。
第2回
日時:7月28日(金)2時~3時
場所:東淀川区医師会 3階研修室
内容:コロナ5類移行後の感染対策~わたしたちにできること~
講師:西田医院 院長 西田 佳史 先生
STY訪問看護ステーション 看護師 斉藤 順子 氏
こぶしネット感染症対策グループ
新型コロナウイルス感染症が5類に移行しましたが、5類移行後の感染対策について学びました。
参加者に事前質問を受け付け、疑問や不安等について答えていただきました。
第3回
日時:11月20日(月)2時~3時
場所:東淀川区医師会 3階研修室
内容:高齢者を災害から守るために~わたしたちにできること~
講師:東淀川消防署 地域担当司令 消防司令 吉橋 龍二 氏
災害で亡くなられた方の約7割が65歳以上の高齢者です。災害から高齢者を守るために、どのような対策が必要か防火・防災について学びました。
第4回
日時:令和6年1月30日(火)2時~3時
場所:東淀川区医師会 3階研修室
内容:精神疾患の理解と対応
講師:訪問看護ステーションデューン上新庄 管理者 上野山 昂佑 氏
精神疾患を抱える方の理解と対応方法について学びました。生きづらさ等を抱える方の真の問題に、あせらず丁寧に関わる事を学びました。
区役所保健師・訪問看護師との交流会
日時:令和5年9月5日(火)17時40分~19時
場所:東淀川区役所2階
内容:「災害時における人工呼吸器等在宅ケアを考える」
毎年区役所保健師と訪問看護師との交流会を開催しており、今年度は災害時の連携をテーマに
呼吸器認定看護師より在宅で使用している人工呼吸器について説明して頂きました。
令和5年度「在宅医療連携研修会」報告
今年度は5回「在宅医療連携研修会」を開催いたしました。
第1回
日時:9月14日(木)2時~3時30分
場所:東淀川区医師会 3階講堂
内容:MCSを利用した情報共有システム
~在宅医療における多職種連携のために~
講師:西田医院 院長 西田 佳史 先生
「よいチームワークなしに、よい医療はありえない」という先生のメッセージがありました。
情報をタイムリーに共有する手段としてICT(MCS:メディカルケアステーション)の活用事例と多職種連携で大切なことを学びました。
第2回
日時:10月11日(水)2時~3時30分
場所:東淀川区医師会 3階講堂
内容:「依存症 専門職としての関わり方
~どう理解し何をめざすのか~」
講師:訪問看護ステーション・といろ 代表 荒牧 鉄男 氏
依存症の方への関わり方で大切なことは肯定すること。指摘したり怒ったりする必要はないと講義をされていました。依存症の多くの方は孤独であること、その孤独に耳を傾け支援する事が大切であると学びました。
第3回
日時:11月21日(火)2時~3時30分
場所:東淀川区医師会 3階講堂
内容:「あなたもチームの一員~多職種連携で支える心不全~」
講師:淀川キリスト教病院 循環器内科主任部長 高石 博史 先生
高齢者が増える中、今後心不全患者さんも増え心不全パンデミックが起こるのではないかと言われています。入退院を繰返さないためにも、在宅での多職種連携・情報共有が大切である事を学びました。
第4回
日時:令和6年1月17日(水)2時~3時30分
場所:東淀川区医師会 3階講堂
内容:「感染予防対策の基本~個人防護具(PPE)の実戦~」
講師:淀川キリスト教病院 感染対策課 課長 今﨑 美香 氏
PPE実践では、脱衣時に蛍光塗料を手袋の上から塗り、脱衣後汚染部位がないかブラックライトで可視化しました。気をつけて脱いだつもりでも、やはり汚染されている部分がありました。
必要な場面で正しく着用し、正しく脱がなければ逆に感染リスクは高くなることを学びました。
第46回 東淀川区の在宅医療連携を考える会(こぶしネット主催)
日時:令和5年5月13日(土)14時~16時
場所:東淀川区民ホール
事例検討会「支援拒否のケースへの関わりについて考える」
事例提供者:中城クリニック 中城 和也 先生
オレンジチーム 本多 舞 氏
○事例紹介・質疑応答
○グループディスカッション
○発表・意見交換
参加者60名
・1事例は、100歳で寝たきり褥瘡がある奥さんを97際のご主人が介護されている事例でした。2事例目は、独居男性で物忘れの自覚があるが「高齢なのでほっといてほしい」と支援の介入を望まない方の事例でした。グループディスカッションでは、それぞれの立場で沢山の意見がでて、支援の方法が広がる内容でした。
事例を積み上げ共有していくことが大切だと感じました。
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